こんにちは、関東経済産業局 流通・サービス産業課です。
今回は、地域サービス事業者の取組事例として、都内のデジタル系スタートアップと連携して、新たな手法で観客動員増に挑戦するプロバスケットボールチームの取組事例を紹介します。

新潟の人気プロバスケチームの悩み

2000年に日本初のプロバスケットボールチームとして誕生した新潟アルビレックスBB（新潟県長岡市）。ホームタウンを中心に絶大的人気を誇るチームですが、近年は、新型コロナウイルスの影響を受けて、観客動員数が減少しており、観客動員数を増やす新たな一手を探索していました。

都内のデジタルスタートアップと連携し、新たな域外需要を取り込むサブスクサービスを導入

そこで、新潟アルビレックスBBが注目したのが、株式会社ORIGRESS PARKS（東京都品川区）が提供するサブスクリプションサービス「レジャパス！」。

新潟アルビレックスBBが「レジャパス！」に加盟することで、ホームタウンの長岡市で行われるシーズンゲームの観戦が、「定額行き放題」の選択肢のひとつになりました。新潟の近隣のレジャー施設・イベントを訪問する人の“ついで“や、バスケットボール観戦に関心があるものの、チケット確保にハードルを感じ一歩を踏み出せなかった人の観戦が期待されています！

DXのカギは地域サービス業×スタートアップ

流通・サービス産業課では、地域のサービス産業の稼ぐ力の向上に取り組んでいますが、そのなかで、重要と考えるのは、“連携”と“DX”です。
今回の新潟アルビレックスBB×レジャパス！の取組は、地域のサービス事業者が、都内のスタートアップとの連携により、デジタル技術を用いたサブスク導入により集客増を目指す取組であり、DXの好事例のひとつと考えています。

皆様の悩みや課題に寄り添う「SISC（シスク）Kanto」

本取組のような好事例を数多く創出、ひいては、地域のサービス事業者の稼ぐ力・労働生産性の向上を目指して、私達は「サービス産業支援ネットワーク（通称：「SISC Kanto」）」を2022年9月に立ち上げました。
「SISC kanto」のポータルサイトでは、サービス事業者の方が利用可能な補助金などの支援施策や、レジャパス！を提供する株式会社ORIGRESS PARKSのような課題解決策を持つスタートアップ企業やデジタルソリューション企業等の情報をまとめて提供しています。また、定期的に情報が届くメールマガジンの購読登録もできます。

SISC　Kantoでは、今後もサービス事業者の悩みや課題に寄り添えるよう幅広い支援を提供していきますので、是非、ご活用ください！