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Project CHAIN

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地域で頑張る企業・経営者にはそれぞれの物語があり、思いがあります。地域で果敢に挑戦する情熱を持った素晴らしい人達のビジネスの肝や、取組にかける思い、苦難を乗り越えた秘訣などを紹介…
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#群馬県

地域で紡がれる「物語」をつなぐ

Project CHAIN 始動します。 はじめまして! 私たちは経済産業省関東経済産業局に所属する職員が部署横断で集う有志チームです。 私たちは仕事柄、経営者の皆さんの思いを聞かせて頂く機会があります。 生まれ育った地域や従業員に対する想い、苦労を乗り越えた経験談など、思わず時間を忘れて聞き入ってしまうようなことも多く、こうした経営者の皆さんにお会いすることは、私たちにとって”ココロ震える瞬間”です。 “ココロ震える瞬間”には、それぞれの物語(story)があり思いが

地元に残る若者たちを支える!~社長が掲げる信条と経営にかける想い~

原点となる土木建築との出会い-川合社長の幼少期について教えてください。 ダムや橋、ダンプが大好きな子どもでした。私の家の近くに足尾銅山があったため、子どもの頃はよく足尾銅山に遊びに行っていました。土木の現場や大型の建築物が身近にあってずっと触れ合ってきたので、土木や建築好きな子どもに育ったのだと思います。そのため、大学では土木工学を専攻し、その後ゼネコンに就職しました。現在の当社の業務は土木建築との関係はありませんが、今も変わらず、建築物は見ていてすごく楽しいですし、私のも

宿は人なり!誰よりも社員を自慢する経営者が語る、社員への想い

辞めた社員への恨みを捨てたとき、感謝と涙が溢れてきた-経営者であるお二人は社員のことをとても大切にされていますが、それはどうしてですか。 2012年に、先代である両親が40日間ホテルを不在にすることになり、私達2人で切り盛りすることになりました。恐らく私達2人が会社を経営していけるか、試したのでしょう。 40日間、本当に大変でした。というのも、その間にホテルを支える3人の重鎮が相次いで病気で入院してしまったのです。まず総料理長が、続いて総支配人が、そして調理部門のナンバー2

地域にインバウンドの交流拠点をつくる!建設会社の新しいチャレンジ。

コロナ禍をバネに、念願の観光分野へ-バーに飾られている大きなだるまがとても印象的ですね。 インバウンドの方は必ずと言って良いほど、このだるまの写真を撮っていかれますよ。   ここ群馬県高崎市はだるまが有名なのですが、高崎祭りで「だるままとい」が披露されることはあまり知られていないかもしれません。これがとても格好いいんですよ。この文化をぜひ海外の方にも知ってもらいたいと思い、ゲストハウスを「まといホステル&バー」と名付けました。 -なぜインバウンド向けのゲストハウスを始めた