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担当者が語る!施策の深層

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関東経済産業局が実施する施策には、「現場」の実情を踏まえたオリジナリティの高い取組があります。それら施策に取り組む職員が思いや取組の裏側を紹介していきます。
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記事一覧

『スポーツ』が持つ多様な価値に着目! ~スポーツ産業を核とした地域サービス業の競争力強化等の取組~

地域サービス産業の稼ぐ力の向上に向けて-スポーツを活用したサービス産業強化に取り組むようになったきっかけを教えて下さい 2年前に地域サービス事業者の稼ぐ力の向上に向けた支援の方向性を検討する研究会を開催し、その際、「企業間連携」の重要性が認識されたことがキッカケです。サービス産業の場合、企業間連携を促進しようとしても、例えば飲食店などは競合が多く、連携が難しい現状があります。 一方、プロスポーツクラブは地域内に競合他社が少なく、様々な事業者や組織と結びつく力があるので、“ス

1年生が先輩職員に聞いてみた!関東経済産業局って実際どうなの?

当局の好きなところをズバリ!― この4月に入局した政策評価広報課の野田です。本日はよろしくお願いします!先輩方を前にすると、緊張のため、なかなか切り込めない・・・ので、まずはフリップに「当局の好きなところ」を記入いただけませんか? 髙野さん:『人』です。大学を卒業して右も左も分からない状態で入局した頃は、戦力にもならないですし、自信がないところがたくさんあったんですけど、そういう時に上司や同僚が本当に優しく、適切にアドバイスをしてくれました。また、「ただ優しいだけ」ではなく

カーボンハーフまであと6年!脱炭素化は競争力強化のポイント ~地域企業・自治体等におけるカーボンニュートラル推進~

今をときめくカーボンニュートラルに携わりたい-明城さんはカーボンニュートラルの業務に興味があったと聞いていますが、どこに惹かれたのでしょうか 志望動機みたいな質問ですね(笑)。端的に、“今をときめくカーボンニュートラル”(以下、CN)に携わってみたかった、ということが理由です。個人的な話となりますが、入局当初、産業部に配属、その次は経済産業省地域経済産業グループに出向し、産業振興と地域振興に一通り携わったため、エネルギー政策にも取り組んでみたいという思いがありました。専門性

中小企業の賃上げの成否を握る!~地域を主体とする価格転嫁・取引適正化対策とパートナーシップ構築宣言の促進~

「価格転嫁の火」を消さない-価格転嫁の現状と、具体的な業務を教えてください。 原材料、エネルギー、労務費などのコストが上昇する中、下請事業者がコスト上昇分を適切に価格転嫁できていないケースが多々あります。 今年9月の価格交渉・価格転嫁の状況についてのフォローアップ調査によると、「コスト上昇が一服し、あるいは既に価格転嫁(値上げ)出来たため、価格転嫁不要」と考える企業が増加傾向にあるほか、「全く転嫁できなかった+コストが増加したのに逆に減額された」割合が減少するなど、価格転嫁

関東大震災から100年、マニュアルを越えてくるのが災害です~災害時の自治体サポートの取組~

関東経済産業局の災害対応業務とは?-関東経済産業局が災害対応業務に取り組んでいることは、あまり世の中に知られていません。どのようなミッションを担っているのでしょうか。 おっしゃるとおり、当局の取組は、まだまだ知られていないのが現状です。 実は、私が所属している危機管理・災害対策室は、令和元年の台風15号、19号の教訓を踏まえ、令和2年度に設置されました。令和元年の台風の際、被害を受けた自治体に当局職員を派遣しましたが、経済産業省は何ができるんだと、職員の受け入れに難色を示し

3年間の挑戦!地域で人事を担えるか ~「地域の人事部」~

「地域の人事部」とは? 取組の背景とキッカケ-政策的に「人」が大きなキーワードとなっています。社会・人材政策課はどういった業務を担当しているのでしょうか 植松:都市部、シニア、外国人などの多様な人材の活躍による、地域企業の生産性向上・イノベーション促進などを支援しています。多様な人材をいかに地域企業の成長に繋げていくかという点に着目した取組を実施しています。 -そのような中で、「地域の人事部」の取組を始めた背景・キッカケを教えてください 川崎: 当局では、以前より、兼業

離脱者続出!を乗り越えて ~地域中小企業データ活用ブートキャンプ事業~

「ブートキャンプ」とは?離脱が多発した初年度 その原因と改善策-藤田さんが所属する部署では、どんな政策を実施していますか 地域や中小企業などのデジタル化・DXを支援するため、環境整備を行うとともに、モデル性・波及性の高いプロジェクトを支援しています。また、サイバー攻撃による脅威が増大する中、中小企業の実態やニーズに合致したセキュリティ対策支援体制の構築支援などにも取り組んでいます。 -藤田さんが担当する地域中小企業データ活用ブートキャンプ事業について、教えてください。