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施策見聞録(中小企業施策 どう使ってますか?)

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あの企業は、中小企業施策をどう使ったのか? 施策の目的や意義について、ご活用頂いた企業様のインタビューを通じて出来るだけ分かりやすく情報発信していきます。
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#ビジネス

中小企業支援施策 どう使ってますか?

はじめまして。 私たちは経済産業省関東経済産業局中小企業課(How do?部)です。 本マガジンでは、中小企業施策について、その施策を活用した企業様へのインタビューを通じて、「施策をどう使ったのか?」「施策がどのように役立ったのか?」に焦点を当てて情報発信をしていきたいと思っています。 施策の解体新書ではないので、制度の詳細要件を解説したものではありませんし、ましてや補助金に採択されるための勝利の方程式が書かれているわけでもありません。 では何を伝えたいのか? 各施策の持

経営革新計画が「経営目標」の大切さを知るきっかけに~自社ブランド立ち上げで下請けからの完全脱却を実現!~

株式会社秀隆は、代表取締役である松永秀夫氏が、親戚の人形工房で10年修行し、昭和60年に独立開業した江戸木目込人形を製造販売する企業です。「木目込人形」とは、桐塑(とうそ)で作ったボディにヘラで溝を掘り、溝へ布を着せ付ける(木目込む)人形のことです。「衣装着人形」に比べ、コンパクトで丸みを帯びていてかわいらしく、飾りやすいのが特徴です。創業以来、大手メーカーからの請負で節句人形の製造を行ってきましたが、近年の少子化の進展やマンション居住者の増加といった住宅事情の変化などから、

経営力向上計画を活用し事業者支援と人材育成に取り組む~0から1への成功体験を通じて~

今回は、経営力向上計画を用いて数多くの事業者支援に取り組んできた木更津商工会議所の取組をご紹介します。木更津商工会議所は、「個が輝き・地域が輝く木更津の実現」をビジョンに掲げ、地域内の経済動向調査や経営力強化の実現に向けた取組を実施し、地域の総合コーディネーターとして企業・地域を元気にする活動に積極的に取り組むことで、「頼りになる商工会議所」、「なくてはならない商工会議所」を目指しています。 また、経営力向上計画の制度が開始されてから、木更津地域の事業者支援は経営力向上計画の

「事業継続に向けて様々なリスクを想定し対応する!」事業継続力強化計画×BCP×ISO認証

有限会社中澤製作所は、昭和50年4月に長野県千曲市で設立された、自動車や家電、医療用のコネクタ製造を主とする企業です。金型設計・製作から生産加工までの一貫受注を可能としています。また平成24年8月に統合ISOを取得し、ライン内に自社で開発した省力型検査機を設置し、製品の全数保証を行うなど、ISOに準じた品質保証体制を整えています。 ISOの中でも、ISO22301(事業継続マネジメント)を取得し、災害への備えも積極的にしており、事業継続力強化計画の認定も受けています。 そこ

経営力向上計画をきっかけに、人手不足の解消&経営のモニタリングに取り組む!

今回取材したのは、東京都立川市に本社を置く『株式会社ウオールナット』です。 同社は、土木構築物の調査計測サービスと機器開発を行っており、「斬新な発想と創意工夫の機動力で社会生活の安全を守る」という経営理念のもと、インフラ土木構築物の調査点検業務を展開しています。老朽化が急速に進んでいるトンネルを始めとするインフラメンテナンス事業を主力とし、トンネル等を点検・調査する際は、空洞探査や目視調査、ドローンを用いた調査など様々な調査方法を取り入れています。 同社の齋藤社長は創業以前、